第63回 全日本吹奏楽コンクールで金賞に輝いた小平市立小平第三中学校吹奏楽部の杏奈さん、里紗さん、明莉さん、百合菜さん。
吹奏楽の何が、彼女たちをこれほどまでに熱中させ、日夜厳しい練習に取り組むための力強いパワーを生み出したのでしょうか。
杏奈さん: がんばることが成果となって現れる感動
一つの道に向かってひたすらがんばることで得られる充実感と、それが成果となって現れる達成感と感動が、何よりの励みになります。勝利を目指すよろこびですね。
杏奈さんは、全国大会での金賞受賞を糧に、高校でも吹奏楽を続けたいと思っています。
里紗さん: 仲間と連体して目標に挑戦する楽しさ
みんなで一つの目標に向かって努力する楽しさと、その成果が多くの人によろこんでもらえるうれしさが、たまりません。
クラリネットのソロコンテストの大会も目指している里紗さん。好きな音楽の道をもっともっと究めたいと考えているそうです。
明莉さん: 個人の達成感と仲間としての達成感があるから、懸命になれる
できなかったことができるようになる個人の達成感と、仲間と共通の夢を叶える達成感。その2つの達成感がたまらなくて、これまでがんばってこられました。
明莉さんは、中学生活で吹奏楽に打ち込んだように、高校に入ったら吹奏楽以外のことに全力で挑戦したいと考えています。
百合菜さん: 聴いてくれる人に感動をもたらすよろこび
優劣を競うことで、他では味わえないような感動を得られることが魅力ですね。それを、一人でするのではなく、仲間と一緒にやれるうれしさと、聴いてくれる人に感動を与えられることがよろこびです。
次の課題は、高校受験。好奇心旺盛な百合菜さんもまた、今後はますますいろいろなことに取り組んでみたい、と話してくれました。
個人として技術を磨くことで得られる達成感と、仲間みんなで力を合わせることで味わえる達成感。
その成果として、聴く人にもたらすことのできる感動。
仲間や先生との出会いに大きな影響を受けるであろう中学時代に、かけがえのない仲間と共に、貴重な経験を積み重ねて来た彼女たち。
そんな彼女たちをうらやましく思うと共に、親として、我が子にもそんな経験をさせてあげたい!と強く思う出会いでした。